幻のクマガイソウ
三ツ峠山の登山口にある倉見山。この倉見山周辺では昔、多くのクマガイソウが自生していたが、心無い人々の乱掘にあい絶滅してしまった。クマガイソウの群落地再現を夢見た池田正純さんが、最初、五株の栽培から始め、四半世紀の長い年月をかけて、現在、約三万株の群落地を完成させた。ピンク色の斑点のある白い袋状の花が、平家物語に登場する武将熊谷直実が背負った母衣ほろに似ていることが、名前の由来と言われている。
(C)八板康麿
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